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日比谷高校を志す君に贈る父の言葉

日比谷高校第一志望ながら、日比谷、開成、塾高のどこに入学すべきか、都立合格発表まで悩んだ父親が贈る、上をめざす君と家族を応援する徒然日記

ああ悩ましき 併願校選び ~導入編

併願校選び

併願校選びイメージ


 日比谷をはじめとする、都立トップ校を目指す生徒とその両親が、わが子の受験を真剣に考えて初めて知る現実があります。それは、

日比谷高校を第一志望とする受験生にとって、最適な併願校が存在しないという現実。どういうことか?

 

日比谷の併願校を考える

先の記事で、都立トップ高校の入試問題のレベルと、学習塾とのかかわり方について、4つの分類に整理してみました。もう一度、入試問題のレベルと、塾利用の目的を整理してみましょう。     

都立の入試問題は、日比谷であれ他の進学重点校であれ、難関私立の入試問題と比較すれば、決して難易度の高いものではありません。それは都立進学重点校を受ける受験生のレベルが低いためではなく、単に行政上の条例や規約に縛られているためです。

日比谷に合格するために、学習塾は必要か? - 日比谷高校を志す君に贈る父の言葉

  

塾を利用する目的は、大きく分けて以下の理由があると思います。

 1)合格レベルにない生徒が、合格レベルまで学力を引き上げるため

 2)合格レベルにある生徒が、合格をより確実なものとするため

 3)併願校として、早慶付属レベルの合格スキルを獲得するため

 4)併願校として、開成、国立付属、慶応女子レベルの学力を身に着けるため

日比谷に合格するために、学習塾は必要か? - 日比谷高校を志す君に贈る父の言葉

   

 わが子いわく、都立トップ校の入試問題に近いのが、早慶の入試問題だそうです。
このため、2)および3)は概ね同じ早慶レベルとみなせるのではないでしょうか。
しかも早慶は英・数・国の3教科試験ですから、理社が共通問題である進学重点校の入試傾向にもぴったり合うわけです。

ですから、併願校として早慶付属を目指すのは、レベル的にも日比谷対策としてもいい選択肢のように思われます。いいではないですか???
そう、いいんですよ、受験対策としては。

 

 次に4)の開成、国立大付属ですが、こちらは何といっても5教科入試です。
都立と同じですが、都立入試は理科社会については全ての高校に対して共通問題ですから、もともと特別な勉強は必要のないレベルです。

 そこを敢えて進むかどうか、道の別れどころになります。特に理社などは都立の入試問題では絶対に出ない範囲や知識を必死に勉強するということになりますし、受験生のレベルによっては中途半端に手を出すと、むしろ第一志望である都立受験の勉強の足を引っ張る可能性もあります。

またここを狙うのであれば、大手進学塾を中心に、通塾は必須条件となるでしょう。
しかもたいていこのクラスの授業は、通常授業に追加する土日の特別コースである場合が多いです。経済的にも負担は大きいです。

ただし第一志望である日比谷と併願校である開成双方を合格した者が振り返れば、決して無駄な道ではありません。むしろ高校生活のスタートや大学受験に向けての大いなる価値がありますが、この点は別の機会にお話しします。

 

  1)の挑戦段階にある生徒は、塾に通って定期テストや内申対策を軸に、英数国に課されるグループ作成問題対策を行っているのではないでしょうか。高い目標を一緒に目指すという、受験生と進学塾の目標が一致した、ある意味受験の典型的な形ではないかと思います。保護者の方も、しっかりサポートしてあげてください。

 

 はじめに戻りますが、問題は早い段階で既に2)以上のレベルにある生徒です。

今までの内容からすると、やはり早稲田、慶応付属レベルを意識しつつ、より高いレベルを求める受験生は開成や筑駒レベルを併願する、ということでいいのではないでしょうか?どこが悩ましいのでしょうか。

 

併願校をめぐる冒険 

 日比谷や西、国立など都立トップを第一志望とする家庭にとって、実は本当に納得できる併願校がないのです。
それは万一の場合に実際に入学するための進学先として意識してはじめて気づくことなのです。

逆の言い方をすれば、東京の私立高校業界が、都立トップ校を志す生徒と保護者のニーズや期待に応えきれていないという現実でもあるのです。

そしてその悲しい現実に早く気づけば気づく程、高校受験がより戦略的な行為となり、心理的にも経済的にも失敗や負担が少なく納得性の高いイベントになるのです。

振り返ると、我が家は結果オーライではありますが、実に効率の悪い高校受験を経験したのです。合格発表の最後まで、心配や不信感などモヤモヤとした落ち着きのない日々を過ごしたのです。

こうした反省の意味を込め、そして君やご両親が同じ轍を踏まないよう、そして高等学校関係者へのメッセージとして経験を綴っているのです。

併願校選びにかかわる詳しい内容は、また次の機会にお話しましょう。


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併願抑え校選びを通じて受験業界の謎に迫る