2019年9月20日更新:
今年も日比谷高校の文化祭であり、学校三大行事の最後を飾る星陵祭の季節がやってきました。
入学直後の5月の体育大会、6月の合唱祭、そして夏休みを挟んで9月の星陵祭、1年の前半に大きなイベントが集中しています。このうち一般に公開されるのは、文化祭である星陵祭のみとなります。
2019年度 星陵祭の日程
9 月21日(土)
8:00 開門
8:30 受付開始(整理券配布開始)
9:10 第1公演開始(3年生のみ)
16:30 終了
9 月 22日(日)
8:00 開門
8:30 受付開始(整理券配布開始)
9:10 第1公演開始
15:30 終了
星陵祭は、2日間で概ね1万人弱が訪れる文化祭です。
クラス対抗の演劇祭と文化部の活動発表が中心となりますので、模擬店などはありません。レクリエーション的なイベント祭ではなく、演劇のクオリティを競い合う、硬派な学園祭といえるでしょう。
各クラスの教室が小劇場となり、3学年x8クラス、合計24公演が同時並行的に行われます。
クラス演劇の概要は、NHK『探検バクモン』で紹介されました。このため、今年も混雑が予想されます。
観劇するためには、各公演とも入場整理券が必要となりますので、日比谷の門を入ったら先ず、この整理券を入手するために並ぶこととなります。
日比谷高校は2、3年生はクラス替えがなく企画や準備に十分な時間が取れる事と、高校生活最後の大イベントとなり熱の入りようが違いますから、3年生の演劇に対しては、今年も高いクオリティが期待できそうです。
星陵祭を節目に、各学年とも静の後期、特に3年生は受験モードに切り替わります。
整理券配布方法の変更
整理券配布に関してのルールが変わることから、星陵祭HPや日比谷高校HP上でも注意喚起が発信されていますのでご紹介します。
- 整理券は列に並んだご本人のみに配布されます。
(他人の分までチケットはもらえません) - 昨年とは異なり、整理券の発券会場が体育館に変更となります。
- それにともない、すべての公演に整理券配布待機列を用意いたします。
- そのため、例えば第1公演と第2公演の整理券を連続で獲得することは不可能となります。御注意ください。
- 体育館のフロアーを傷つけないために、ハイヒールでの来校は御遠慮ください。
日比谷HPに、チケット配布時間が掲載されています。
これを見る限りでは、1人当たり最大でも1日に2公演までしかチケットが手に入らないようになっています。
しかも2公演観たい場合は、遅くとも第2公演、現実的には第1公演を見なければ難しいように思います。今年は、なるべく多くの方にチケットが渡るように配慮したのでしょう。
いずれにしても、主催者側も来訪者側も初めての段取りなので、想定外の混乱は発生するでしょう。どのような状況になるか分かりませんが、この辺りはチーフ会と学校側の当日の対応力が試されそうです。
星陵の丘と日枝神社
日比谷高校を表現する言葉として常に登場するのが、「星陵」という言葉です。
これは高校の敷地が、山王祭で知られる日枝神社と同じ「星が丘」と呼ばれる高台にあることに由来します。旧江戸城の跡地です。
日比谷高校と日枝神社は校舎と伽藍配置もほぼ同じ、日本の政治の中心永田町の丘の上、首相官邸や国会議事堂などに囲まれる森の中、都会の喧騒とは離れた驚くほど静かな環境の中に並立して建っています。
外堀通り、赤坂見附駅から日比谷高校へ向かう、通称「遅刻坂」と呼ばれる急な坂を歩けば、その星陵の丘の地理的特徴を体感することができます。
短い距離ですが、日ごろ運動不足の君には息が切れる行程となるでしょう。
坂の上には、日比谷高校の通用門とメキシコ大使館の正門があります。
この通用門が日常の主な入口になりますが、実は日比谷の正門は、日枝神社の表参道である山王男坂と山王女坂の起点となる場所に、大正時代の面影を残しながら静かに佇んでいます。
ここは日比谷高校訪問時の絶好の撮影スポット。
残念ながら星陵祭期間中に門は解放されていませんが、時間があればせっかくですから、大正期の建築遺産である正門にも回ってみてはいかがでしょうか。
そしてできれば少し足を延ばして、日比谷正門前の表参道から日枝神社を参拝してみてはいかがでしょうか。
来年度日比谷を受験する君であれば、かわいらしいお猿さんの顔をあしらったお守りなども、これから残り半年間の受験勉強の悩みから再度君を奮い立たせる、合格を誓う決意の証となりそうです。
さてこの秋、受験生の君は、星陵祭、学校説明会、公開授業と、日比谷高校に直接触れる機会が、少なくとも3回は訪れます。
そして星陵祭の期間中、学校主催の「入学相談コーナー」が10時より開かれていますから、受験での悩み事があれば直接学校職員に尋ねることもできます。
まずは、事前申し込みの必要のない星陵祭に、ご家族や受験の仲間たちと一緒に出掛けてみてはいかがでしょうか。もしかすると君の想像とは異なる、日比谷生の動である素顔の一面が垣間見えることと思います。
ではまた次回。
2019年度星陵祭ホームページ
https://hby2019.wixsite.com/website
2019年 星陵祭レビュー
8つの教えに触れる2日間。星陵祭
生きる力をはぐくむ演劇力
クラス演劇実況中継
クラス演劇の意味
秋の学校訪問機会