日比父ブログ3周年、過去未来

日比父ブログ3周年

日比父ブログは3周年を迎えました

 『日比谷高校を志す君に贈る父の言葉』は3周年を迎えました。

この間、多くの受験生や保護者の方々に支えられたと実感しています。

日比谷高校が今ほどは世間の関心を集めてはいない頃、とりあえず1年間の継続を目標に始めたこの日比父ブログも、今では都内高校受験を中心とした情報発信の確たるプラットフォームへと育ってきたのではないかと感じています。

次の3年に向け、この3年間の軌跡を振り返りたいと思います。

 

日比父ブログのアクセス実績

 まずはブログが世間に対してどれほどの発信力を持つメディアであるのか、その現在の実力を確認してみます。

  • 記事数:144記事
  • 月平均:4記事(年間48記事)
  • 月間最大PV数:12万超(2019年3月)
  • 1日最大PV数:  1万超(2018年9月7日)

日比父ブログの特徴は、ほぼ週1回更新という緩やかな更新頻度にあるように思います。1年52週と考えると、盆と正月を除いてほぼ週刊といってよいペースです。

一般的に個人でブログを始める熱意ある方が、ほぼ半年以内に達成する記事数を、3年かけてやっと達成したという感じ。のんびりペースです。

そしてビジネスの現役を引退するまでは、これからもペースが落ちることはあれ上がることはないかなと考えています。何しろ仕事が忙しく、文章に向かう時間が確保しづらい環境にあるからです。

それでも、直近3月の閲覧数は月間12万PVを超えています。月間10万アクセスを超えるとトップアマチュアのレベルなのだそうです。

確かに10万アクセスを記録した3月には、このまま続けたら月間100万PV程度には到達するのではないか、という感覚がありました。

毎年受験シーズンが近づくにつれアクセス数が増加する傾向にありますが、今年は特に日比谷高校の2次募集があったり長男の東京大学合格があるなどの要因によりアクセスが増えたのではないかと感じます。

実は長男の大学受験結果を待っている間に、合格実績が芳しくなかった場合、ブログの更新も自ずと遠ざかるかもしれないという感覚がありました。世間に自らの意見を問うことに対しての熱意が失われるかもしれないと感じたからです。

結果的には長男の大学受験は期待以上の結果となり、ブログを更新するモチベーションは失われず、日比父ブログは現在も継続しています。

 

悠仁親王のお茶の水中学進学

 1日の最大閲覧数は2018年9月7日となっています。

これは、悠仁親王の誕生日である9月6日に合わせて、中学高校の進学先を検討した記事『悠仁さまの日比谷高校進学を考える』を投稿した翌日のことです。

この記事は、秋篠宮家の置かれた状況とセキュリティ上の課題から、悠仁さまがお茶の水中学に内部進学する可能性を示唆したものですが、当時誰も真に受けなかった内容がそのまま半年後に現実のものとなり、考察の確かさが裏付けられることとなりました。

悠仁さま中学入学後の刃物事件の発生により、多くの方が教育環境以上に安全保障が最重要であると認識したのではないでしょうか。

現在週刊誌やネット上では、悠仁さまが筑波大附属高校に進学することが既定路線のように書かれていますが、個人的にはその可能性は限りなく0に近いと思います。

理由は単純で、無試験入学が許された中学よりも、一般試験しか入学方法がない高校入学の方が入学ハードルが比較にならないほど高いからです。

高校から筑波大附属高校に必ず進学するためには、推薦入試や何らかの無試験に近い入学制度を新たに設定する必要が生じると思いますが、中学進学時に無試験入学制度を利用しなかった親王が、世間の感情を再度刺激してまで新たな特別制度を設定するとは到底考えられません。

また、高校留学するのではないかという意見も多いようですが、悠仁親王が現在天皇家唯一の世継ぎである立場を考えると、海外に出すということを容認することは、保守派の方々に守られた身からすると相当ハードルが高いことのように思います。

先のブログ記事では、日比谷高校進学の可能性を指摘しましたが、どの高校に進むにせよ、推薦入試や無試験の入学制度がある学校に絞られるのではないかと思います。

個人的には、一般推薦入試制度がない国立附属高校への進学はないと思いますが、もしかすると、学芸大附属高校が新たに推薦枠を設けて名乗りを上げる可能性は0ではないと感じています。

ただし、先の刃物事件が発生した現在、学校側としても安易に親王を受け入れると決断することは難しい状況にあるでしょう。周囲の住人の方も、日常生活への影響を考えると、手放しで歓迎する気持ちにはならないでしょう。

そのようにセキュリティ面を進学条件の最上位におき、一般推薦入試枠のある高校を考えると、日比谷高校はやはり今でも有効な選択肢として残らざるを得ません。

個人的には、学校行事に対しても様々な制限がかかる可能性が高いためやはり積極的に受け入れるとは言えないまでも、そのような状況が実際に発生する場合には、学校および生徒と保護者、OBが一丸となってしっかりとその事実を容認し、サポートする必要があるだろうと感じています。

 

東大生と中学受験生 

 わが家には、東大1年生の長男と、6年生の次男がいます。弟は現在、ネットゲームである『フォートナイト』に夢中です。

弟は中学受験を考えているわけではありませんが、それでも都立一貫校の入試問題に太刀打ちできる程度の学力と判断力は身につけさせようと考えています。

適性検査では、暗記すべき知識は都道府県の県庁所在地と消費税の税率といった、小学生レベルでの一般常識の範囲内です。

スマホで検索すれば答えが見つかるような暗記は必要ない代わりに、一定の読解力や基礎学力がないと、問題文を読んでも設問自体の意味が理解できない試験のため、これからの基礎学力を培う指標として意味があるかなと考えています。

そして来春弟が兄と同じ地元の公立中学に進学した日から、再び高校受験に向けた情報収集の日々が始まりそうです。

入試難易度が上がった現在でも、余裕で日比谷高校に合格できそうな地頭のよい兄と比較して、弟はきっと受験校の選定から悩むことになるでしょう。もし仮にわずかでも日比谷合格の可能性が見込める学力を獲得できたならば、その時は再び現役の日比父を夢見る保護者の一人としてわが子を見守ることになるでしょう。

次の3年間は、東京大学という学校ヒエラルキーの頂点に立つ大学生の父として、また高校受験を志すほどほどの学力を持つ受験生の父として、また同時に都心で働く現役ビジネスマンとして、その時々の時事問題を織り交ぜながらより広い視点で記事を配信できればと考えています。

二つの父の立場から発信する日比父ブログを、引き続きよろしくお願いします。

ではまた次回。

ブログ第1回入学式に思う

日比父最後の日・日比谷高校卒業

大学入試、そして東京大学へ