夏休み、ワクチン接種とインテリジェンス

コロナワクチン

 夏休みの帰省を前に、久しぶりに実家のおじいちゃんおばあちゃんに会うために、ワクチン接種を考えている家庭は多いかもしれません。

既に今や昔の感さえある、ダイヤモンドプリンセス号の横浜来港が、2020年2月3日。

コロナワクチン接種を医療従事者優先に開始したのが、2021年2月17日。

日本でのコロナ騒動開始からちょうど2年半、ワクチン開始から1年半が過ぎて今なお、まだまだこの騒動は終わる気配を見せません。

わが家の接種状況

 妻と大学生の兄、高校受験を控える中学3年生の弟の4人家族のわが家の接種状況は以下の通りです。

  • 父(50台):未接種
  • 母(50台):未接種
  • 兄(大学4年):2回接種
  • 弟(中学3年):未接種

そして今のところ、サル痘対策のワクチンその他インフルエンザも含めて、ワクチン接種回数が増えることはなさそうです。

来春高校受験を迎える次男にも、接種を勧めるつもりはありません。

東大生とワクチン接種

 わが家で唯一接種している長男ですが、ワクチン接種が始まった2021年時点で既に成人であったため、打つかどうかは本人任せです。

もうそろそろ一年経つでしょうか?大学での集団接種に申し込んで2回続けて打っていましたが、3回目を打つ気はないようです。

そんな2000年生まれの長男は、コロナ騒動には苦々しい思いを抱いているはず。

何しろ、大学2年に進学する春先にコロナが発生し、大学2年、3年という最も自由に学生生活を謳歌できるはずの大切な時期を、自粛自粛で政府や社会に潰されてしまったからです。

そもそも長男がワクチン接種を積極的に行ったのは、医学的見地というよりは、

「普通の大学生活に戻りたい」

という一心であったことは、傍で見ていて痛々しいほど強く感じました。

そして1回目接種当日の夜に熱を出したまま肺気胸を発症、2回目接種の数日後にはリンパ腺が腫れるという症状に苦しんだのです。

そして、ワクチンを接種してもこれまでの大学生活を取り戻せないと気づいた後は、3回目の接種券が届いた後も打つ気さえ見せません。

「もう打たなくていいよね?」

そう耳にした時、東大生も少しは世の中の嘘に気づいたかな?と思ったものです。

既に、2回のみの接種者は未接種と同じ扱いという社会的風潮がある中で、現在この騒動と自分の判断に対して本人がどのように感じているのか、今後の人生を生きるための社会経験として是非活かしてほしいと思います。

学生に限らず保護者世代まで、現代日本人からは”インテリジェンス”という感覚がすっぽり抜け落ちてしまっているからです。

生活防衛のインテリジェンス

 インテリジェンスとは、一般市民の目線でいえば、政府やマスコミ、企業、知識人などの嘘から自分の生命や財産、家族を守るために、情報の真偽を見極める自己防衛技術ということになります。

現在、コロナや子宮頸がんワクチンをわが子に打たせなければ、という強迫観念を感じている保護者の方に対しては、個人的な見解ですが、基本的なインテリジェンス能力が破壊されているように感じます。

残念ながらこうした能力は、現在の教育制度からは意図的に排除されてしまっているため、日本国民全体のインテリジェンス能力が著しく低い現在の状況は、嘆かわしくも仕方のない状況と考えています。

一般国民どころか、一国の首相であるはずの岸田総理の国の舵取りを見ている限り、わざとこの国と日本国民を窮地に追い込もうとしているのか、あるいはそうでなければ、国家安全保障上必要な最低限のインテリジェンス能力さえ欠如しているのではないかという驚きを隠し得ません。

国の指導者の人災によって辱めを受け続ける日本国民と、ズブズブと沈んでいく現在の日本の状況を見守るのは、本当にやるせない気持ちになります。

中学生のインテリジェンス

 公立中学生の次男は、初期の頃からコロナワクチンは打ちたくないと自己宣言していたため、現在も未接種です。

彼は親の誘導でワクチンに対して懐疑的な気持ちになった訳ではなく、そもそも日頃から食品の味や臭いの変化に敏感など、自己防衛機能が強いように感じます。

「修学旅行にワクチン接種が必須だったらどうするの?」

と尋ねた際にも、

「行かない」

と速攻迷いのない一言。

自分を守るために、潔く割り切っているのだなと感心したものです。

ちなみに、テレビで初めてウクライナのゼレンスキー大統領を目にした際には、

「この人信用できなさそう...」

とポツリとつぶやいたのを聞いて、なかなか人を見る目があるなと感じたものです。

わが家の子どもたちを見ていると、本来人間には初めて接する情報に対しても、基本的なインテリジェンス、自己防衛本能があるのだと感じます。

私自身も30年ほど前、大学で一人暮らしをしている際に、

「コンビニ弁当は見た目は安いけれど、将来的な健康被害や入院費を現在に割り戻して考えると、本当は何千円もするのかもしれない」

と直感的に感じ、街の定食屋で食べていたものです。

加工食品に含まれる様々な添加物については、現在であれば広く周知された知識ですが、当時はインターネットもSNSもない時代。そのような情報もなく、ただただ直感的にそう感じ、本能に従い行動していたわけですが、今思えば金銭的には負担が大きい中で、自分の本能を信じてよかったなと感じています。

情報抗体とデトックス

 もし仮に、現在コロナの感染拡大やサル痘その他新たなパンデミックの発生が怖いと感じているのなら、この夏休みを利用して、グルテンや肉食を絶つ様に、テレビや新聞、スマホから流れる報道に触れない時間を作ってみてはいかがでしょうか?

まずは1日、次に3日、できれば1週間。

いみじくも、パンデミックは目に見えず、色や臭いのない世界。

メディアからの情報を遮断してみれば、今まで怖がっていた見えないものの気配は消え、逆に見えないはずの何かが見えて来るかも知れません。

この世の中で我々が接することができる情報は、目の前で発生した事実(それが何故どのように発生したかは別にして)を除いては、基本的には加工された情報だということができます。

しかも現代ではその情報源は、何らかの目的をもってn次にまで加工されたもの。

誰かが加工する情報や意見を生きる指針として求めることを止め、自らの中に眠る本能を今一度、大切に育んでみてはいかがでしょうか。

あなたの声は、あなたの中に眠っているはず。

そんな声に耳を傾けてみれば、生きる上で、本当に必要な何かが見えて来るかも知れません。

子供たちが、不安のない楽しい夏休みを過ごすことを願って止みません。

ではまた次回。